#9 WB工法の湿度対策! 食パンを使ったカビ実験編
こんにちは、ブログ担当の山下です。
今回は
WB工法を使った実験
についてお話しします。
WB工法は
透湿性の壁により
湿気を吸収し外へ排出します。
これにより
カビは生えにくくなり、
部屋干しをしても
部屋干し特有の
いや~~なニオイはつきません
そもそもの原因である
カビの発生条件は
- 湿度約70%以上
- 温度20~30度
- 十分な栄養分(汚れ、ホコリなど)
であり
特に、
お風呂場や洗面所
トイレやキッチンなど
水回り等が条件を満たしやすく
また、
エアコンや洗濯槽
空気清浄機、加湿器といった
水を使う家電などは
こまめな掃除をしていないと
少しづつカビが生えます。
そんな前提条件の元
WB工法の家の
湿度は平均約50~60%と
人間が過ごしやすく
梅雨付近の夏でも70%です。
第三種換気に加えて
壁で湿気を吸収するので
水まわりであっても
一般的な住宅と比べると
カビは生えにくい
環境になっています。
などと売り文句にしていますが、
はたして本当にそうなのか???
そんな都合のいい話があるのか???
そう思って、
WB本社の方に
連絡を取ったところ
「食パンの腐食実験」
という
興味深いデータを頂きました。
それがこちらです。
実験条件としては
- 同じ間取り
- 人間一人分から排出される水分と同等の加湿装置
- 同じパン
- 計測時間もほぼ同じ
- 計測時以外、無人
ただQ値、C値等に関して
2022年度のデータではないため
最新の住宅には劣ります。
ご注意ください。
それでは見ていきましょう。
まず結果だけ見ると、
一目瞭然。
WB工法の方は
まだ食べられそうな
見た目をしています。
固くもなり
食品サンプルくらい
固くなったらしいです。
一方、
緑色に変色した方は
異臭を放っていたらしく
困ったそうです。
次に平均湿度についてみていきます。
WB工法ほうが
平均湿度が低いですね!
温度にも注目です。
全ての計測で約1℃違います。
つまり
湿度は平均14%低く、
温度も平均約1℃低いことから
計算すると
体感温度は約2℃差があります。
(風は関係ないものとする)
人間の体温で2度変わる
と言えばイメージしやすいと思います。
結論として
カビとしても
湿度が足りてないので
繁殖しようにも、
どうしようもないのです。
余談ですが、
正直食パンを
こんなに放置はしたことは
ないと思います。
ですが、
消費期限を
少しオーバーしても
「腐ってないから平気」
「そんなかわらん」
「もったいない」と
食べてしまうのが人間です。
おいしく安全に食べるためにも
カビ、湿気対策をし
ちゃんと密閉し、
乾燥材を入れておきましょう。
またいくらWB工法でも
家電は
こまめな掃除をしないと
どうにもならないので
注意がいります。
水まわりの排水溝も同様です。