#2 東日本大震災でも倒壊しなかった耐震技術、SE構法とはなんなのか??? その②構造計算編
こんにちは、ブログ担当の山下です。
今回は、
「SE構法がなぜ耐震技術に優れているのか」
についてお話していきます。
SE構法は
Safety Engineeringn(Engineering For Safety)
「工学的に安全な構法」という意味で
実験や理論、計算に基づいた耐震技術です。
これらをまとめて
構造計算というのですが
この構造計算は一般的な
住宅ではほぼ行われておりません。
例えば、
役所や、学校のような公共施設や
タワー、マンションやドームなどの大型建造物は
原則としてこの構造計算ありきの
耐震技術が義務付けられていますが、
一般的な住宅にはその義務はありません。
なので確実性をもって地震に
耐えるとは言えないのです。
細かく見ていきましょう。
法律では耐震等級といい
1から3まであり数字が大きくなればなるほど
より強い地震に耐えることが出来ます
例、
耐震等級 | 耐震等級1級 | 耐震等級2級 | 耐震等級3級 |
基準 | 新建築基準法 | 長期優良住宅 | 長期優良認定住宅 |
強さ | 震度6強~7程でも即時倒壊しない程度 | 震度6強~7程でも補修により引き続き移住できる程度 | 震度6強~7程でも軽微な補修により引き続き移住できる程度 |
備考 | 一般的な住宅の耐震性能 | 避難所等の耐震性能(学校等) | 防災拠点の耐震性能(消防署等) |
一般的な住宅を建てる際
耐震等級1級以上が義務図けられており
「即時倒壊しない程度」と表現されますが
これはあくまでも現場を知らない
お偉いさんが作った想定でのお話です。
東日本大震災、熊本地震では
耐震等級2級までの建物が
次々に倒壊、全壊しました。
震度6強~7の地震が何秒来るのか
何回来るのかで結果は変わってきます。
SE構法は耐震等級3級でああり
建てた建物は、東北大震災、熊本地震でも
倒壊することなく耐えて見せました。
この何秒、何回の実験、計算ですら
構造計算に入っていたからです。
そしてこの構造計算をしたことにより
国(国土交通省)から「長期優良住宅」
という認定を得られます。
これにより補助金も出るというお得感。
ゆえに、
細かな構造計算をしている
SE構法は耐震技術において
トップクラスな構法と言えます。
まとめ
SE構法は構造計算をしている為
耐震等級3級であり、
耐震技術はトップクラス。